「指導者研修会」報告
期日 平成30年11月10日(土) 18:00~
会場 村体ミーティング室
参加者 26名
講演 「上手な指導とは」
講師 武田育夫先生(伊那中学校長)
①中学生の部活動加入状況の推移
・人口減(生徒数減)に伴って、部活動加入生徒数も減ってきている。
・種目別にみると男女によって、また、社会背景によって、変化してきている。(野球、バレーボール部員の減少、サッカーも頭打ち、バスケットボールは維持傾向、陸上、卓球、バドミントンなど増加傾向)
②人権遵守を基本とした指導
・指導方法等も新しいものが求められている。特に、選手の人権遵守が基本。
・精神論を前面にした指導方法から脱却。科学的トレーニング、メンタルトレーニングなどへの移行。
③指導者として大事にしていきたいこと
*言葉を駆使していく。
・水平目線で声がけをして、自信を持たせる。
・技術面の指摘の言葉が人格を否定するような言葉にならないようにする。
・「あんなに練習したのになぜできないんだ」というよりも、なぜできないのかを指導者自身で振り返ってみることが大切。
・大事なことを繰り返し指導していく。しかし、同じ言い方ではなく異なる表現で伝えていくことが必要。(選手に「またか」と思わせないよう「伝え言葉」を探す)
*生涯スポーツの観点より
・その競技を通して「生き方」を学ばせる。
・小さな成功体験を数多く積ませていきたい。(子どもは母親の笑顔をみたいという思いを持っている)
・怒られてばかりいる子どもは、自主性、積極性が育たない。「自立できる子ども」をどう育てていけるかが大事。
★「教え上手は学び上手」という言葉が印象に残りました。教えることは難しいことですが、指導者の皆様には「充実したわくわくクラブの活動」ができますよう今後ともご協力をよろしくお願いいたします。